濱撫子の館


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このページでは鈴鹿サーキットの歴史、鈴鹿サーキットの思い出、鈴鹿サーキット情報を提供しているWebサイトをご紹介しています。


★お品書き★
1.鈴鹿サーキットの紹介
2.鈴鹿サーキットの思い出
3.鈴鹿サーキット情報リンク集

1.鈴鹿サーキットの紹介 ※本稿敬称略
鈴鹿サーキットは、自動車メーカー本田技研工業の社長(当時)本田宗一郎の「俺はレースをやるところが欲しいんだ。クルマはレースをやらなくては良くならない」の一言をきっかけとして三重県鈴鹿市に誕生しました(1962年8月竣工、同年11月開業)。右カーブ10個・左カーブ10個で構成され、世界でも珍しい立体交差を持つ8の字型サーキットです。バラエティに富んだコーナーと起伏、前半のテクニカルセクション・後半の高速セクションというコースレイアウトで国内外のレース関係者より高い評価を受けています。
そんな鈴鹿サーキットですが、実は、設計段階では全く違うレイアウトだったのはご存じでしょうか。

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左の写真は初期コース案です(クリックで拡大)
単純なレイアウトで、今の鈴鹿とは全く違いますね。
ちなみに、建設候補地は水戸の射爆場跡・浜名湖周辺・滋賀県の土山などが挙がっていたそうで、最終的に工場兼福利厚生施設用として購入した鈴鹿市の土地(約21万坪)を利用することになりました。


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こちらも初期コース案です(クリックで拡大)
本田宗一郎の命を受け、後に(株)ホンダランド取締役となる塩崎定夫によってコースレイアウトが考案されました。一番最初の案は立体交差が何と3つもありました。その後、ドイツ・ザンドフールト・サーキットの支配人で数々のサーキット設計に携わったフーゲンホルツを招聘し、詳細設計・施工全般における助言を基に、最終的に現在のコースレイアウトに近い案が採用されました。
当初は水田地帯一帯を建設予定地としていましたが本田宗一郎の「大切な米を作る田んぼをつぶすな」との指示で、山地の起伏を活かし、高低差のあるダイナミックなサーキットになりました。

建設当時(1960年頃)高速道路や一般道路の整備が発展途上であった時代、それらの道路と比べて求められる性能が違うサーキット用道路の舗装技術は手探り状態だったようです。プロジェクトチームはモータースポーツ先進国ドイツに赴き、ドイツ国内サーキット視察の他にアウトバーンのアスファルトを一部剥がして資料として持ち帰り、舗装工事を担当した日本舗装(株)に提供したという逸話が残されています。
様々な困難を乗り越え開業した鈴鹿サーキットは、1962年11月の第1回全日本選手権ロードレース大会(2輪)をはじめとして国内の2輪・4輪レースを牽引、1987年に初めてF1グランプリを開催した際にはイベント運営能力が評価され、その年のFIAベストオーガナイザー賞を受賞しています。
1987年F1初開催時の苦労話がホンダのWebサイトに紹介されています。
http://www.honda.co.jp/Racing/spcontents2002/spirit/spirit10.html
サーキット場以外にも、遊園地・プール・温泉・ホテル・レストランが隣接し、子供から大人まで楽しめるレジャー施設となっています。
【上記記事の参考資料】

鈴鹿サーキット歴史館(2002年頃遊園地内にて運営)
鈴鹿サーキット物語(講談社文庫)
ホンダのチャレンジングスピリット50
Wikipedia:鈴鹿サーキット
ほかインターネット・書籍など

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2.鈴鹿サーキットの思い出
筆者が初めて鈴鹿サーキットを知ったのはビデオゲームでした。小学生の頃に遊んだナムコの『ポールポジションII』でやたら難しいコースだったのを覚えています。筆者が中学生の頃に家族旅行で初めて訪れた時は、当時モータースポーツにあまり興味がなかったこともあり、隣接の遊園地で楽しんだ記憶があります(ある意味ジェットコースターより怖い"でんでん"がお気に入りでした :lol: )。1980年後半はF1ブームも手伝い、TV観戦で鈴鹿を楽しんでいました。
1990年代前半に就職してからは、住環境(関東在住で電車網が発達し車が必要なかった)と収入面(単に車を持てなかった)で鈴鹿とは縁の無い生活に。その間は様々なゲームで遊んでました。
(鈴鹿サーキットが登場したゲームのレビューを書いてみました。おヒマでしたら見てやって下さい)
特に、1995年にプレイステーションで発売されたF1ゲーム「FOMULA1」は1日に何十週も走り込み(53周走って30分休んでまた53周とか)すっかり鈴鹿の虜に。いつか実車で走るぞ!と妄想を膨らませていました。
その後、2003年に開催された「Suzuka EnjoyAライ」に参加、ついに鈴鹿走行デビューを果たすことができました(参加当時のレポートはこちら)。また、2005年秋に念願の自家用車(マツダ ロードスター)を購入、2006年2月に鈴鹿フルコース走行デビューを果たしました(サーキット走行動画はこちら)。 現在は自身の都合によりロードスターを他の方に譲渡したため車の無い生活に戻りましたが、いつかまた鈴鹿サーキットを走ってみたいものです。
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3.鈴鹿サーキット情報リンク集
インターネットの発達により鈴鹿サーキットの関する様々な情報が手軽に入手できるようになりました。鈴鹿サーキットを知るために便利なWebサイトをご紹介します。

鈴鹿サーキット公式サイトです。50周年記念サイトが楽しいです。

鈴鹿サーキット 50年の歴史
http://www.suzukacircuit.jp/50th/gallery/


鈴鹿サーキットの歴史はWikipediaが詳しいです。

Wikipedia:鈴鹿サーキット
http://ja.wikipedia.org/wiki/鈴鹿サーキット


2008年秋~2009年春に行われたグランドスタンド大規模改修の様子を紹介しているサイトです。少しずつ変化していく様子がよくわかります。

鈴鹿サーキット改修工事見学会リポート
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20090119_38448.html 鈴鹿改修ブログ
http://suzukakaisyu.blog123.fc2.com/


上記「鈴鹿改修ブログ」のFacebook版です。現在進行形の情報も掲載されています。

鈴鹿改修ぶろぐw
https://ja-jp.facebook.com/suzukakaisyu

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